学割がある12サービス

学割サブスクの最初の関門は対象条件の確認です。大学・専門学校生に限るサービスと中高生でも申し込めるサービスがあり、認証の方法もSheerID(第三者の在学認証機関)や学生証明など各社で違います。

音楽・動画・AI・ニュース・制作の12サービスを、学割料金と対象条件に絞ってジャンル順に並べました。機能や使える期間の違いは、ジャンルごとの節で見ていきます。

サービス ジャンル 学割料金 対象
Spotify 音楽 月額580円 在学認証・学校種別は非公表
Apple Music 音楽 月額680円(Apple TV+も付く) 大学・高専・専門学校
YouTube Music 音楽 月額580円 在学認証・学校種別は非公表
Amazon Music Unlimited 音楽 月額580円 SheerIDで在学認証・学校種別は非公表
LINE MUSIC 音楽 月額480円(LINE STORE決済) 小学生以上
AWA 音楽 月額480円 中学生以上
楽天ミュージック 音楽 月額480円 15〜25歳・楽天学割メンバー
Amazonプライム 動画・生活 月額300円(Prime Student) 学生証明が必要
Google AI プラン(Geminiの有料プラン) AI Google AI Plusが1年間無料 学生
Perplexity AI 月額$10(Education Pro) 学生・教職員(SheerIDで認証)
NewsPicks ニュース 月額500円 学生
Adobe CC 制作 最初の3ヶ月は月額980円 学生・教職員

中高生が申し込めると明記しているのは、LINE MUSIC・AWA・楽天ミュージック(15歳から)の3つ。表の「非公表」は対象外という意味ではないので、中高生でも在学認証は試せます。

木立に囲まれたキャンパスの歩道を歩く学生たち

音楽配信

音楽7社の学割は3つの価格帯(月480円・580円・680円)に分かれ、最安と最高の差は月200円だけ。

サービス 学割料金 無料体験 音質 主な機能・特徴 決済の注意
Spotify 月額580円 1ヶ月 ロスレス 好きな曲順で再生・オフライン再生 —
Apple Music 月額680円 1ヶ月 ロスレス・空間オーディオ 1億曲以上・Apple TV+付帯 —
YouTube Music 月額580円 1ヶ月(対象者限定) — 音声⇄動画切替・バックグラウンド再生 学生認証を毎年再確認
Amazon Music Unlimited 月額580円 30日 HD・Ultra HD・空間オーディオ 1億曲以上・広告なし —
LINE MUSIC 月額480円 1ヶ月 最大320kbps LINEスタンプ使い放題・MV10万本以上 アプリ内課金だと月額580円
AWA 月額480円 1ヶ月 音質調査で1位(2021年3月) 2億曲以上・LYRIC DIVE歌詞表示 アプリ決済の学生価格は案内なし
楽天ミュージック 月額480円 90日 最大320kbps 1日1曲再生で楽天ポイント進呈 楽天学割の登録が必要

料金では差がつきにくいので、欲しい機能から選ぶほうが早く決まります。

  • 空間オーディオとApple TV+の両方が欲しい人:Apple Music(月額680円)
  • 動画の特典は要らず音質を重視する人:Ultra HDと空間オーディオに対応したAmazon Music Unlimited(月額580円)
  • 音質よりMVやライブ映像を楽しみたい人:1タップで音声から動画に切り替えられるYouTube Music(月額580円)
  • 卒業後にお金をかけたくない人:学割が切れても広告つきの無料プランに移れるSpotify(月額580円)
  • LINEの着信音やスタンプをよく使う人:LINE MUSIC(月額480円)
  • 2億曲以上の品ぞろえと歌詞表示を重視する人:AWA(月額480円)
  • 楽天ポイントを貯めている人:無料体験が90日と長めの楽天ミュージック(月額480円)

Apple Musicは月580円の3社より100円高くなります(480円の3社とは200円差)。ただしApple TV+(単独なら月額1,200円)が付くので、それも見たい学生なら単独契約より月520円安く済みます。

LINE MUSICは申込窓口で値段が変わり、アプリ内課金を選ぶと年間で1,200円高くつきます。申し込むときはLINE STORE決済を選んでください。

Amazonプライム(Prime Student)

動画系で単独の学割があるのはPrime Studentだけで、日々の固定費を下げたいなら最初の候補になるでしょう。通常月600円のAmazonプライムと同じPrime Video見放題・配送特典・Prime Readingが月額300円で付き、無料体験も30日間から6ヶ月間に延びます。一般の年払い(年5,900円)より年2,300円安く済みますが、体験後は自動で有料に移るので、続けないなら期限前に解約しましょう。

AI

レポートや資料づくりが目的なら、まずGoogle AI Plusを使ってみましょう。Google AI プランはGoogle OneのストレージにGeminiの利用枠の拡大を組み合わせたプランで、学生はその入り口にあたるGoogle AI Plusを1年間無料で使えます。

  • Google AI Plus:学生は1年間無料(通常は月額725円)、400GBストレージとGeminiの利用枠2倍
  • Perplexity Education Pro:月額$10、Proの全機能とLearn Mode(通常のProは年額払いで月$17相当)
  • Perplexity Standard:無料、Pro Searchは1日3回まで

Geminiの使用量上限4倍・5TBストレージ・YouTubeの広告なし動画がセットになった学生割引プランもあり、大量の資料や動画を保存したい人だけ、料金を公式で確かめれば足ります。

Perplexityは回答に引用元が付くAI検索で、出典をたどりながら調べたい人に向いたサービス。米ドル建ての固定費になるので、無料のStandardで足りなくなってから考えても間に合うでしょう。合わなかったときも、月額プランは購入後24時間以内なら返金の対象です。

ニュース

NewsPicksの学割プランは月額500円で、通常の月額1,850円と同じプレミアムの記事が読めます。10日間の無料期間もあります。就活で業界研究を深めたい人には効きますが、一般ニュースで足りるなら要らない出費です。

書棚に囲まれた図書室で本を広げて学ぶ人たち

学割を使える期間と卒業後

大学院まで見据えるなら、最大6年使える楽天ミュージックが候補です。ただし対象は15〜25歳なので、加入が遅いほど6年を使い切る前に年齢の上限に達してしまいます。

サービス 学割を使える期間 更新・上限の条件
Apple Music 最長4年 在学中に限る
YouTube Music 最長4年 学生認証を毎年再確認
Amazon Music Unlimited 入学から最長4年 SheerIDで在学認証
楽天ミュージック 最大6年 25歳まで

Spotify・LINE MUSIC・AWAは、学割を使える期間の上限を公表していません。上限に達したときや卒業したあとの料金は、各社の案内で確かめてください。

学割が切れたあと有料を続けない場合に残る無料プランも、中身は各社でばらばら。

  • Spotify:広告あり、シャッフル再生のみ
  • YouTube Music:広告あり、バックグラウンド再生とオフライン再生は不可
  • LINE MUSIC:全楽曲30秒まで
  • AWA:月20時間までのハイライト再生
  • Apple Music:無料プランなし

Adobe CC

学生・教職員向けのCreative Cloud Pro(年間プラン・月々払い)は通常月額9,080円で、学割では料金が3段階で上がっていきます。

  • 最初の3ヶ月は月額980円
  • 4ヶ月目以降は月額2,180円
  • 2年目以降は月額4,180円

請求開始から14日以内なら全額返金されますが、15日目以降の解約では残りの契約期間の料金の半額を請求されます。授業で指定されているなど使う当てがはっきりしている人向けで、いつか使うかもしれない程度なら見送ってかまいません。

選び方

音楽なら、空間オーディオやApple TV+が要らない人は月480円のLINE MUSIC・AWA・楽天ミュージックから対象条件に合うものを選ぶのがおすすめです。どれも通らなければ、月580円のSpotifyかAmazon Music Unlimitedに進みましょう。

生活と動画はPrime Studentに任せましょう。月額300円で見放題と配送特典がまとまるので、学割のないアニメ配信を足す前の土台になります。

Adobe CCは、授業や制作で使う予定がはっきりしている人だけに勧めます。レポート作成や資料整理が目的なら、1年間無料のGoogle AI Plusで足ります。